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「イラスト古典 万葉集」
イラスト古典万葉集「有馬皇子」
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有間皇子

磐代の浜松が枝を引き結び 真幸くあらばまたかへり見む

【現代語訳】
磐代の浜松の枝を引き結んで さいわいにしてぶじでいられたら─────
またここへもどってながめよう

有間皇子が中大兄皇子(後の天智天皇)へ謀反を企てたという罪で藤白坂へ護送される途中に詠んだ歌です。
この歌を詠んだ翌日(658年11月15日)に有間皇子は刑に処せられました。
生涯娶らず─── 弁解もせず─── 従容として死にのぞんだ有間は、このときまだ18歳でした。

この場面は、「天上の虹」第5章“別れの朝”(コミックス2巻/文庫版1巻)に描いています。

初出:「イラスト古典 万葉集」(文・米川千嘉子)より
学習研究社(1990年11月5日)

【こぼれ話】
「天上の虹」では、有間皇子は讃良(持統天皇)の初恋の人として描いています。

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